Yujiro Ozakiの音楽遍歴
~大学生編~(その1)
今回も僕の音楽遍歴について紹介したいと思います。
小・中・高・大と4つに分けて紹介するうちの、今回はラスト、大学生編です。
4.影響を受けたアーティスト15選 1〜7
最後に影響を受けたアーティストを紹介します。
上にあるのは大学時代に特に影響を受けたアルバム63枚です。
全部紹介すると長くなるので、その中でも特に影響を受けたアーティスト15選を紹介したいと思います。
(それでも多いけど…)
1.The Beatles
意外(?)かもしれませんが、僕はThe Beatlesが本当に大好きです。
アルバムでいうと「A Hard Days Night」「Revolver」そして「White Album」から影響を受けています。
「White Album」のことを"統一感ない"とか"The Beatlesらしくない"とかいう人もいますが、僕はそのチグハグな感じがすごく好物なんです。
アルバムでずーっと似たような音楽が流れているよりも、色々なジャンルを聞ける方が、せっかくお金を払っているんだし、僕は良いと思います。
(Ramonesは別)
特に、「Sexy Sadie」や「Honey Pie」「I Will」「Julia」「Long Long Long」が大好きです。
僕が目指しているアルバムはいつまで経っても「White Album」です。
(僕はポール派です)
2.Beach House
Beach houseの音楽は、今までロック畑にいた僕にとって、ものすごい衝撃でした。
こんなに綺麗で美しい音楽があるのかと感動したのを覚えています。
Beach HouseのおかげでCocuteau Twinsのようなシューゲイザーや、Brian Enoや吉村宏のようなアンビエント音楽に出会うことができました。
特に、3rdアルバム「Teen Dream」はめっちゃ聴き込みました。
深いリバーブのシンセサイザーと、繰り返されるギターのアルペジオ。そして少しハスキーなボーカルが上手く絡み合い、まるで映画音楽のように、空間全体を包み込んでゆくのが大好きでした。
上手くいったかどうかは別として、僕の4thアルバムに収録されている「Sarah」という曲では、彼らのサウンド造りを意識して作りました。
3.Sparks
大学2年の時。なにかで読んだのか・誰かに勧められたのかはっきりと覚えてませんが、彼らの代表作「Kimono My House」を買いました。
正直言って、最初はあまりピンときませんでした。
T.RexやDavid Bowieに並び、グラムロックの名盤と紹介されていたので、双方とは違う、その風変わりな曲群に上手く乗りきれませんでした。
でも、同時期に映画館で上映されていた「SPARKS-BROTHERS」を見て、僕は完璧に彼らのファンになってしまいました。
彼らの好きなところは、アルバムによって音楽性を変えて、新しいことに躊躇なく挑戦し、自分たちの個性・色を出しまくるところです。
70年代後半のテクノっぽい時期も、過去のバンドが流行に乗っかって曲を作ったという印象を受けず、最新技術を利用して楽しんでいるかのような印象を受けました。
僕が一番大好きなアルバムは5枚目の「Indiscreet」です。
カントリー、バロック、マーチング、ボードヴィル。多種多様な音楽が融合されていて、初めて聴いた時から
「僕もこういうアルバムを作りたい!」
と思わせてくれました。トニー・ヴィスコンティのアレンジも最高です。
4.The Moldy Peaches
The Moldy PeachesはDaniel Johnston周りの音楽をディグっている時に発見しました。過去には「The Strokes」の前座を務めたこともある伝説的なバンドです。
彼らは一枚しかアルバムを出していませんが、全世界の人間に聴いて欲しいほどの大名盤です。
可愛いチューバのリフが印象的な「Jorge Regula」。映画「JUNO」で使われ代表作となった「Anyone Else But You」。そして僕が一番大好きな曲「Lazy Confessions」が収録されています。
僕はいつも作曲の際、"子供でも歌えるメロディー"を意識して作っています。
このアルバムは、そんな僕の信条を応援してくれるかのような、キャッチーなメロディーの曲がたくさん収録されています。
そして、どの曲も子供のようなピュアネスで溢れています。
特に「Nothing Came Out」は思春期の恋模様と不安が素直に描かれていて、毎回泣きそうになってしまいます。
僕は、自分に素直な音楽が大好きです。
5.The Beach Boys
大学に入ってからめちゃくちゃBeach Boysを聴くようになりました。
初期のアルバム「Surfer Girl」や中期の「Summer Days」「Friends」「Surf's Up」も大好きですが、影響を受けたという意味ではやはり名盤「Pet Sounds」に軍配が上がります。
このアルバムを初めて聴いたのは高校生の頃。全く良さがわかりませんでした。
「これが世界で一番優れたアルバム…?」
って感じでした。
でも、大学に入り色々な音楽を経て、ここへ戻ってきた時。このアルバムの素晴らしさにようやく気づくことができました。
「Pet Sonuds」の最大の魅力は、幾重にも重なる楽器とコーラスの圧にあると思います。
緻密で繊細、それでいて大胆で革新的で狂気じみたアレンジに毎回、
「何だこの楽器!?こんな楽器、前聴いた時は使われてなかったぞ!」
と驚いてしまいます。
特に、「God Only Knows」のコーラスに注目して聴いてみてください。
(0:46,1:33ごろ。狂気です)「Pet Sounds」は世界で一番優れたアルバムで、間違いなさそうです。
6.Gary Numan
大学2年生の時、「YMO」や「Human League」「Soft Cell」のような70〜80sにかけてのエレポップをよく聴いていました。
その中でも特に大好きだったのがGary Numanの3rdアルバム「Pleasure Principle」です。
このアルバム全体にかかるディストピアのような不思議な雰囲気が僕は大好きで、何度も繰り返し聴いていました。
クラフトワークのような無機質なシンセと、少しグラマラスなボーカルを調和させたこのアルバムは、現在でもエレポップの入り口として必聴だと思います。
また僕にとって、衝撃的だったのはリフに対してのアプローチの仕方です。例えばThe Beatlesの「Day Tripper」やDeep Purpleの「Smoke On The water」は印象的なリフがあり、その上に別のボーカルメロディを乗せて曲を作っています。
(僕はそれが当たり前だと信じていました)
でも彼の音楽はリフのメロディをそのままボーカルのメロディで歌っているのです!
「それってありなんだ!?」と思い、そのやり方を真似て作ったのが「アルバイト探せ」です。
7.They Might Be Giants
They Might Be Giantsにどのような経緯で出会ったかは覚えていません。気づいたらハマっていた気がします。
彼らの好きなところは、まずジャンルレスな音楽性です。
1枚のアルバムにポルカやカントリー、レゲェ、ハードロックとありとあらゆる音楽を詰め込んでいます。
また音作りも特徴的で、チープな楽器をあえて使ったり、サンプリングで不思議な音を作ったりと、彼らからたくさん学ばせていただきました。
特に影響を受けたのは1nd albumのいわゆる「Pink Album」です。
(絵が可愛い。パラッパラッパーと同じ作者らしい)
彼らの伝説の一つに、下積み時代、留守番電話機に毎週新曲を録音して、リスナーに届けていたという話があります。
その話に影響を受けて、僕も隔週で新曲をお届けする「今週の一曲」を始めました。
彼らのアルバムはどれも「White Album」みたいで楽しくてオススメです。
